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▼ memo*。

零呟きと零戯言。
零のしやわせ探しに全力投球。零パラダイス!
2024/05/19(10:21) (

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2010/02/08(21:47) (小話。

昨日ヤマザキのケーキとかシュークリームの詰め合わせが500円だったので珍しく買ってみやした
食べるの大変やで。
でも食べたくなったんだもん




そうそう。
ルクスペインは何とepisode7でゲームオーバー喰らいました・・
やり直そうにもデータがepisode6しか残ってませんでした


や り な お し ♪


頑張ってヤヨイを救おうと思います
しかしどうすれば良いんだろ・・・
(;ω;)





えーと。
更新出来ずにうだうだしてますが
ぐだぐだ話第二弾を置いときます・・・

ホントにぐだぐだなので覚悟がある方のみ覗いて下さい。
ショコラー!!





零てんてー設定でショコラ!の様なもの。
まだ小学生優姫です。




















『零は告白されたことある?』


唐突に切り出した質問は、間近に近付いてきたチョコレートのイベントを意識しての事なのかどうなのか。

灰閻は目を丸くして動きを止める。


『は?』

零もそれに対して動きを止め優姫を見た。
灰閻は斜め前に座る零の様子を窺う様にチラリと見遣る。
零は顔を苦くさせ眉間にシワを寄せた。


『告白?何の。』


(はぅッ!!(恋愛経験値低))


『だ、だからえと・・告白!』


(ぁあッ!良く理解出来てない!(まるでお子ちゃま))


『だから・・』

『うー・・・』


(ゆ 優姫。 何もこんな食卓囲んだ所でそんな面白い・・
じゃなかった興味深い・・
いやいや そうじゃなくて!)


灰閻は心の中で呟きながらも箸を置いて優姫のフォローに回る。


『いやほら、もうすぐ聖ショコラトルデーでしょ?
零くんモテそうだもんね。ねぇ優姫?』


灰閻は零と優姫を交互に見ると、最後に優姫に顔を向けて目配せした。
優姫は こくこく。と頷く。
零は 一層眉間の影を濃くさせると二人の顔に目を配る。


『聖・・ショコラ・・?・・持てる??』


腕を組み深く背をもたれさせた零の頭には「?」が浮かぶ。


『いや、それ字が違うから。
あ、あれっ?もしかして零くん知らないの?
チョコレート貰った事ない?』

『チョコレート?』

『チョコレート渡す時に告白するんだよ!』


復活した優姫が身を乗り出してカットインする。
その瞳はとても真剣だ。



(チョコレート・・)


零は目線を空に流し記憶を探る。


『・・そういえば意味もなく花を渡された時にチョコも渡されたような・・
と云うか・・あれは押し付けられたと云うか勝手に鞄に入ってたと云うか机から溢れていたと云うかポストに突っ込まれていたと云うか・・ぁあ・・・』

次々と出て来た記憶に諸々を思い出したのか眉間に手を当てるとみるみる苦い表情に変化した。


『・・・あれは何か意味があったのか?』

『・・・・・』


ゆらり空気を歪めさせ、さらりとモテっぷりを口にする零に灰閻は言葉を無くす。
しかしこの鈍っぷりでは優姫の質問に対する心配事は皆無ではないだろうか。


優姫はチロ。と上目遣いで零を見る。


『告白はされてないの?』

『はぁ・・・だから、何の告白。』

『えーッ!!(どこまで鈍っ!)』


灰閻は驚きの声を上げると顔を歪めた零に睨まれた。
灰閻は口に手を覆い肩をすぼませる。


『あのねッ あ、愛の告白!!』


優姫は顔を赤らめながら零を見た。
優姫の口から不似合いな単語が出て来た事に零は眉を寄せる。


『・・愛?』

『そう!
「ずっとあなたの事が好きでした」
「俺もお前の事・・」
がしぃっ!
て抱き合うやつ!』


優姫は声音を変え、身振り手振りで表現する。
自分の身体を抱きしめる動きをする優姫を零と灰閻は呆気に取られつつ眺めた。


『それで恋人同士になってずっと一緒に過ごしてキュンて来てピンク色になって花びらが飛んで幸せになるんだよ!』


勢いに乗って優姫は一気に話し出した。
興奮しているのか頬はピンク色になっている。

『ゆ、優姫?
いやに漫画ちっくな作り物ちっくな展開で・・・
(て云うか零くんのキャラじゃ到底無理)』

『うっとりしちゃうんだって詩織ちゃんが言ってたよ!』

『ぁあ。あの子情報ね・・・』


灰閻は はははと渇いた笑いを零した。
零は変わらず無表情のまま腕を組み優姫の様子を見ていたが静かに口を開く。


『へー・・・何だか知らんが記憶にないし興味もない。
第一知らない奴に何で愛の告白なんかされるんだ?
有り得ないだろ。』


盛大に溜息を吐いた零は何事もなかったかの様に夕食を再開する。
全く持って恋愛事には眼中にないようである。

通常は甘い状況である筈だが
ブリザードのような一睨みで一蹴されかねない空気を持っている零だからこそ
想いを寄せる女の子達も告白と云う行動までに至らなかったのだろう。
そしてイベントの主旨を零が知らなければそれは尚更だ。


灰閻は はひーと息を吐いてぽそり零した。

『優姫 今回の議題は特に得る物は無いようだよ。』

『そうなの?』

『心配も全く必要ない』

『待て。
何だか微妙にムカつくな。
無性に馬鹿にされた気分だ』


零は箸を止めずに灰閻を睨みつけた。
優姫は にへら と顔を緩ませてご飯に手を付ける。


『そっかぁ。じゃあ優姫も零にチョコあげられるね。』

『え?』


灰閻は目をパチクリさせた。


『だって告白されて恋人同士になったらその人しか一緒にいられないんでしょ?
優姫も零にチョコあげたいから告白されなくて良かった。』

えへへ。と頬を染めて笑顔を零す。
どうやらこっちもイベントの主旨がイマイチ理解出来ていなかったようだ。
と云うか間違った解釈で認識されているが
そんなことより・・・


『ゆ、優姫ぃ・・
お父さんもチョコ欲しいよー』


灰閻は横の優姫へ泣きながら纏わり付く。


『勿論あげるよー』

『ホントかい?!ワーイワーイ!』


暫く黙っていた零は箸を置き優姫を見た。


『で。
それは何の意味がある日なんだ?』

『うん?えーっとね・・・
女の子が好きな人にチョコをあげる日なんだって。』

『・・へぇ。』

『優姫は零とお父さんと詩織ちゃんが好きだから3人にあげるんだー。』

『・・・・』


優姫はニコニコと笑顔を零に向ける。
零はゆっくり目線を伏せた。


過去にもたらされた大量のチョコを思い出して辟易する。
持ち帰るのにとんでもなく酷い思いをした記憶が甦ってきた。


(あれは嫌がらせな訳ではなかったのか・・・)


あまり甘いものが得意ではない零にとって 大量に貰ったチョコは拍車をかけて苦手なものへと変化させた。
出来れば食したくない物だが・・

優姫の嬉しそうな顔を見ると断る事も躊躇われた。
零は大きな溜息を零す。
優姫は構わず笑顔を浮かべ零に向けた。


『零はどんなチョコが好きー?』

『・・・俺は・・・』

『甘いの好きじゃないって言ってたから甘くないやつー?
それともチョコじゃない方が良い?』

『・・・!』


零は目を丸くして優姫に目線を戻した。
甘い物が苦手だと言った事を覚えていたらしい。
優姫は頬を上気させながら零の答を待っている。


『・・・チョコじゃなくても良いのか?』

『あれ?ダメかな?
零が好きな物の方が良いかなと思って!』


優姫は首を傾げて零の顔を見遣る。
何だか主旨が違う様な気もしなくもないがそんなもんなのか?
零は少し考え、一呼吸置いて口を開く。


『・・・・・じゃあ塩ラーメン。』

『えーッ!!
塩ラーメンじゃ可愛くないよー』


優姫はぶー。と口を尖らせてテーブルを叩く。
零は思わず笑いを零した。


『そうだな・・
量は食べれないが甘くないやつだったら何とかする・・』

『ラジャーです!
皆で一緒に食べようね!!』


優姫は両手を握り拳にしてにこり。と微笑むと零の表情も緩やかに綻んだ。
灰閻はそれを見て釣られて笑みを浮かべた。

優姫にとっては好きな人達と一緒に食べる事が重要らしい。
流石に塩ラーメンはダメだったみたいだけれど。

まだまだお子ちゃまなままで。
それが少し嬉しいと思ってしまう灰閻だった。

















20100208
--------》》
だらけ過ぎて良くわからん。
微妙にギャグ的に攻めてみたんだけど微妙なままでした。
ショコラな感じが全くない(笑)
ショコラ拍手にしよかと思ってたけど残念な感じなのでやめました・・
(´;ω;`)ノ ぴょえー

実はあまりに着地が決まらず
もっと零がツンな感じなルートも打ってました(笑)
余計着地出来なくなりそうでやめた



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